繰り返し処理

演算子や条件分岐を用いればコンピュータに様々な計算を指示することができますが、コンピュータが最も得意としているのは、計算を繰り返す反復処理です。

多くのプログラミング言語では、while ループfor ループ構造文を使い繰り返し処理を記述します。

whileループ

while ループは以下のように書きます。

while ( 条件式 ) 文;
または

while ( 条件式 ){
    処理
}
while

条件式の値が true である限り直後の1つの文(ブロック)が実行されます(繰り返されます)。

forループ

forループは、whileループと同様に、指定した条件を満たしている間、処理を繰り返すループ構造です。forループでは条件式に加え、以下の2つの処理を追加することができます。

  • 繰り返し構造に入る直前に実行される初期化処理
  • 毎回の処理の後で実行される反復処理

for ループは以下のように書きます。

for ( 初期化処理; 条件式; 反復処理 ) 文;
または

for ( 初期化処理; 条件式; 反復処理 ){
    処理
}
for

条件式の評価値がtrueである限り、直後の1つの文(ブロック)が実行されます(繰り返されます)。 初期化処理は、最初に1回だけ実行されます。反復処理は処理が終わった直後に毎回実行されます。


例えば処理を10回繰り返すプログラムは以下のようになります。

for ( int i = 0; i < 10; i++ ){
    処理
}

Reference

 

オンラインジャッジではじめるC/C++プログラミング入門 (マイナビ)

AIZU ONLINE JUDGE のコース問題を題材にした解説書です。各トピックごとに C/C++ 言語の基礎的な内容を学習し、Introduction to Programming の演習問題にチャレンジしていきます。内容は敷居の高いものではなく、プログラミング初学者が取り組む例題からスタートしています。