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Japanese

F - Acceleration of Network

インターネットと言う広大な海は少しずつ黒く塗りつぶされていった。
ボットの反乱、DDOS攻撃の嵐、ウィルスの蔓延、
何度も何度も繰り返されたクラッカーとの戦争で、人もインターネットもボロボロになった。

人の手では、インターネットはどうにもならない。
だから人は、とんでもない時間をかけて
インターネットを復旧できる「少女」を造った。

少女は、インターネットの手当をはじめた。
果てしなく広いインターネットの世界をどうにかしようと頑張った。

まだ少女ひとりでは撚り対線を織る事くらいしかできないけど、
長い長い時がすぎてインターネットが少し復旧すれば、
みんなと一緒に頑張れるだろうという期待をこめて。

問題文

少女はかつてインターネットに存在した N 個のサービスを復旧するために日々頑張っている. 現在を 0 日目とする. インターネットがどの程度復旧しているかを復旧度という指標で表し,現在の復旧度は 0 であるとする. 少女は毎日作業をし,復旧度を 1 日につき 1 ずつ上げていく. 任意のまだ復旧していないサービス i は,復旧度が wi 以上になると自動的に復旧する. サービス i が復旧すると,みんなが手伝ってくれることにより,復旧した次の日から xi 日間だけ作業がはかどり,復旧度の増加が加速する. サービスには 3 つの種類があり,種類によって復旧度がどの程度増加するのかが異なる. サービスの種類を 0, 1, 2 の番号で表すとする. サービス i の種類を ti (∈ {0, 1, 2}) とすると, サービス i が復旧してから d-1 日目から d 日目にかけて (1 ≤ d ≤ xi)ti=0 の場合は 1ti=1 の場合は d, そして ti=2 の場合は d2 だけ,少女の作業とは別に復旧度が増加する. また,同時に複数のサービスが復旧している場合,それぞれのサービスは独立に並行して復旧度を増加させる.

少女はサービスが復旧するまでにとんでもない時間がかかると思ったので,現在から何日目にサービスが復旧するか調べることにした. またある日にち yj に復旧度がいくらになっているかも気になったので,それも Q 日分だけ調べることにした.

入力形式

入力は以下の形式で与えられる.

N Q
w1 t1 x1
...
wN tN xN
y1
...
yQ

出力形式

最初に N 行出力し,i 行目にはサービス i の復旧する日にちを出力せよ.次に Q 行出力し,j 行目には yj 日目に復旧度がいくらになっているかを出力せよ. サービスが復旧する日にちが 3,652,425 を超える場合はMany years laterと出力せよ.

制約

  • 0 ≤ N ≤ 105
  • 1 ≤ Q ≤ 105
  • 0 ≤ wi < 260
  • wi ≤ wi+1 (1 ≤ i < N)
  • ti ∈ {0, 1, 2}
  • 1 ≤ xi ≤ 104
  • 0 ≤ yj ≤ 3,652,425
  • yj < yj+1 (1 ≤ j < Q)
  • 入力値はすべて整数である.

この問題の判定には,15 点分のテストケースのグループが設定されている.このグループに含まれるテストケースは上記の制約に加えて下記の制約も満たす.

  • N,Q,wi,yj ≤ 1,000

注意

  • 0 日目の復旧度は 0 である.
  • wi=0 の時,サービス i は 0 日目に復旧する.

入出力例

入力例1

3 11
1 0 2
4 1 3
7 2 4
0
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10

出力例1

1
3
4
0
1
3
5
7
11
19
29
46
47
48

入力例2

5 5
10000 0 20
10000 1 30
10000 0 40
10000 2 70
30000 2 10000
5000
10000
15000
20000
25000

出力例2

10000
10000
10000
10000
10039
5000
10000
40711690801
329498273301
333383477320

入力例3

2 2
3652425 0 1
3652426 2 10000
3652424
3652425

出力例3

3652425
Many years later
3652424
3652425

2つ目のサービスは復旧する日にちが 3,652,425 日を超えているのでMany years laterと出力している.


Writer : 森槙悟
Tester : 田村和範