cos
関数や sin
関数の引数の単位は「度」ではなくラジアンです。入力が度で与えられたら、2πラジアン = 360度
より、度からラジアンに変換する必要があります。
cos(π) = -1
すなわち π = arccos(-1)
であることから、逆余弦 acos
関数に -1
を与えることで PI
(円周率)を求めることができます。
次のプログラムは、三角関数を用いて与えられた角度の正弦、余弦を求めます。
int deg; double rad; double PI = acos(-1); // PI = 3.141593... scanf("%d", °); rad = deg * PI / 180; printf("%d degree = %f radian\n", deg, rad); printf("cos(%d) = %f, sin(%d) = %f\n", deg, cos(rad), deg, sin(rad));
以下は、入力の例とその値に対する出力です。
入力 | 出力 |
---|---|
180 | 180 degree = 3.141593 radian cos(180) = -1.000000, sin(180) = 0.000000 |
60 | 60 degree = 1.047198 radian cos(60) = -0.500000, sin(60) = 0.866025 |
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