ITP1_4_D:

変数の型

各変数の型を決める場合、その変数が扱えるべき値を正しく扱える型にする必要があります。

この問題では、合計値がとりうる範囲は $-10^10$ から $10^10$ です。したがって、合計値を扱う変数の型は long long 型などの大きな整数を扱える型である必要があります。

また、最小値、最大値を計算するための変数の初期値にも注意しましょう。

C++による模範解答

#include <iostream>

int main() {
  int n;
  std::cin >> n;

  const int MAX_A = 1000000;
  const int MIN_A = -1000000;

  int max = MIN_A, min = MAX_A;
  long long sum = 0;
  for (int i = 0; i < n; i++) {
    int a;
    std::cin >> a;

    if (max < a) {
      max = a;
    }

    if (a < min) {
      min = a;
    }

    sum += a;
  }

  std::cout << min << " " << max << " " << sum << std::endl;
}

Reference

オンラインジャッジではじめるC/C++プログラミング入門 (マイナビ) AIZU ONLINE JUDGE のコース問題を題材にした解説書です。各トピックごとに C/C++ 言語の基礎的な内容を学習し、Introduction to Programming の演習問題にチャレンジしていきます。内容は敷居の高いものではなく、プログラミング初学者が取り組む例題からスタートしています。