math モジュールをインポートすることで、数学に関する計算を行うための関数を使うことができます。 math モジュールを使うには以下のように宣言します:
import math
math モジュールに含まれる主な関数は以下の通りです。
関数名 | 機能 |
---|---|
math.sqrt(x) | x の平方根を返す |
math.floor(x) | 小数点以下を切り捨てた整数を返す |
math.ceil(x) | 小数点以下を切り上げた整数を返す |
math.sin(x) | sine(正弦)を返す |
math.cos(x) | cosine(余弦)を返す |
math.log(x) | x の自然対数を返す |
math.log10(x) | x の常用対数を返す |
math モジュールには関数だけでなく、以下の二つの定数が用意されています。
math.pi | 円周率を返す |
math.e | 自然対数の底を返す |
また、math モジュールをインポートしなくても以下のようなことが可能です。
x ** n | x の n 乗を返す |
abs(x) | x の絶対値を返す |
round(x) | 小数点以下を四捨五入した整数を返す |
たとえば、以下のように使うことができます:
import math x = math.sqrt(2) # 1.4142135623730951 a = math.floor(x) # 1 b = math.ceil(x) # 2 r = math.cos(math.pi) # -1.0
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