基本構造

Pythonのプログラムは、基本的に、書かれた式が上から順番に実行されます。例えば、

print("1")
print("2")
print("3")

の実行結果は

1
2
3

となります。

C/C++などとは異なり、Pythonでは式の区切りは改行になります。 一行に複数の式を記述したい場合は、以下の様に式を ; (セミコロン)で区切ります。

print("1"); print("2"); print("3")

変数

コンピュータ(プログラム)に入力された値は一時的にメモリに記録する必要があります。メモリの特定領域を確保して、指定した名前でアクセスするための仕組みが変数です。

Pythonでは、値や変数はそのデータ型(文字列や数値など)を持っていますが、(C言語のように)それを宣言する必要がありません。Pythonは変数に値が書き込まれたときに、その型を判別し、それを内部的に管理していきます。

例えば、次のプログラムは変数aに数値を書き込んで、その値を出力します。

a = 123
print(a)

代入演算

変数の役割は、プログラムで扱う値をメモリへ書き込み、必要な時に参照することです。最も基本となる代入演算では = の左側の変数(メモリ領域)に、右側の式の計算結果が書き込まれます。変数はその名の通り「変わる数」で、代入演算によって値を何度でも変更することができます。一方、式の中に含まれる変数は、それが指すメモリ領域の値を返します。例えば次のプログラムは、変数a, b にそれぞれ5, 8 を格納し、その後それらの中身を交換し、出力するプログラムです。

a = 5
b = 8
t = a; a = b; b = t
print(a, b)

算術演算

プログラミングの目的はコンピュータに計算をさせることです。計算の最も基本となるものが算術演算です。定数、変数、関数などに対して算術演算を行い計算式を記述します。加算、減算、乗算はそれぞれ、+-*で行います。例えば

y = 2*a + 3

は、$2 \times a +3$の計算結果を $y$ に代入するという意味になります。代入演算 = は、左辺に右辺の計算結果を代入するという意味になることに注意してください。

累乗は、掛け算の演算子または累乗の演算子で記述することができます。例えば、x の3乗は x * x * x と記述することができます。またはPythonでは x**3 のように、左側が底、右側を指数として累乗を記述することができます。

標準入力

コンピュータへの最も基本的な入力の1つが標準入力です。データの入力先は主にプログラム中の変数(メモリ)になります。Python3ではinput 関数で標準入力を行うことができます。例えば、標準入力に入力された文字列をそのまま標準出力に出力するプログラムは以下のようになります。

a = input()
print(a)

input関数が標準入力から文字列を受け取った際、その型は文字列型となることに注意しましょう。標準入力からの文字列を、数値として受け取る場合は、それを数値に変換(キャスト)する必要があります。例えば、標準入力から1つの整数を読み込み変数x に代入するには、以下のように記述します。

x = int(input())

Reference

 

オンラインジャッジではじめるC/C++プログラミング入門 (マイナビ)

AIZU ONLINE JUDGE のコース問題を題材にした解説書です。各トピックごとに C/C++ 言語の基礎的な内容を学習し、Introduction to Programming の演習問題にチャレンジしていきます。内容は敷居の高いものではなく、プログラミング初学者が取り組む例題からスタートしています。