配列

配列は、同じ型の値を複数格納することができる連続したメモリ領域です。配列変数は次のように宣言します。

型 変数名[配列サイズ];

変数名の直後の[   ]の中に配列が含むことのできる要素の数(サイズ)を、整数値の定数で指定します。 例えば、7 つの整数を記憶する配列変数は以下のように宣言します:

int day[7];

この例では、7 つの整数値を記録することができる連続したメモリ領域が確保され、day という名前でアクセスすることができます。

配列の要素にアクセスする

配列の各要素に対してデータの読み書きを行うためには、変数名の後に[   ]で囲った添え字を指定します。添え字とは、インデックスとも呼ばれ、配列の要素を識別するための通し番号です。

配列のインデックスは 0 から始まります。0 からは始まるので、配列サイズを n とすると、添え字は 0 から n-1 までの値となります。

例えば、以下のように配列変数 day の要素2(前から3番目の要素)にアクセスするには day[2] と記述します。

int day[7], value;
day[0] = 3; // 最初の要素を 3 で初期化。
day[1] = 4;
day[2] = 8;
value = day[2]; // 要素2の値をvalueに代入する。value は8になる。

配列の要素に順番にアクセスする

ループを用いれば、配列の要素に順番にアクセスすることができます。

要素の間に空白を入れて、配列の要素を順番に出力するには、例えば以下のように記述します:

for ( int i = 0; i < n; i++ ){
    if ( i ) cout << " "; // i が1以上のとき、つまり最初の要素ではないとき、空白を出力 
    cout << a[i];
}
cout << endl;

Reference

 

オンラインジャッジではじめるC/C++プログラミング入門 (マイナビ)

AIZU ONLINE JUDGE のコース問題を題材にした解説書です。各トピックごとに C/C++ 言語の基礎的な内容を学習し、Introduction to Programming の演習問題にチャレンジしていきます。内容は敷居の高いものではなく、プログラミング初学者が取り組む例題からスタートしています。