会津大学では2009年度より、授業履修に関する新しい制度を開始した。新制度では必修科目を撤廃し、それぞれの進路を考慮して科目を自由に選択できるようになった。
しかし、どの科目も無条件で履修できるわけではなく、特定の科目を履修するためには、先修条件を満たしている必要がある。下図に履修計画表の一部の例を示す:
図の長方形が1つの科目を表し科目名と単位数を含んでいる。図の矢印が先修条件を表す。矢印の意味は、矢印の終点で指されている科目を履修するためには、その矢印の始点を示す科目を修得している必要がある。例えば、Linear Algebra II (線形代数2)を履修するためには、Linear Algebra I (線形代数1)を修得している必要がある。また、Applied Algebra (応用代数)を履修するためには、Linear Algebra I と Discrete Systems (離散系論)の両方を修得している必要がある。
さて、履修登録計画において卒業に要する最低限の合計単位数 U を満たす履修科目の組み合わせは、怠慢な学生にとって興味深いものである。
あなたの仕事は、与えられた履修計画表と U を読み込み、最低限の履修科目数を報告するプログラムを作成することである。これは計画であるため、履修登録した科目は必ず単位を修得できるものと仮定する。
入力は複数のデータセットからなる。各データセットは以下の形式で与えられる:
n U
c0 k0 r01 r02 ... r0k0
c1 k1 r11 r12 ... r1k1
.
.
cn-1 kn-1 r(n-1)1 r(n-1)2 ... r(n-1)kn-1
n (1 ≤ n ≤ 20) は履修計画表が含む科目の数を示す整数である。科目には 0 から n-1 までの番号が割り当てられているものとし、以下 i 番目の科目を科目 i と呼ぶことにする。
U (1 ≤ U ≤ 100) は必要な合計単位数を表す整数である。
ci (1 ≤ ci ≤ 10)は科目 i の単位数を示す。次の ki (0 ≤ ki ≤ 5) は科目 i の先修科目の数を示す。それに続く ri1 ri2 ... riki は科目 i の先修科目の科目番号を示す。
ある科目から先修条件を表す矢印を1つ以上たどり、再びその科目に戻るような入力は与えられない。また、U を満たす科目の組み合わせが必ず存在すると仮定してよい。
n と U がともに 0 のとき入力の終わりを示す。データセットの数は 100 を超えない。
各データセットについて、最低限必要な科目数を1行に出力せよ。
4 4 1 0 3 2 0 2 2 0 2 0 3 6 1 0 3 2 0 2 2 0 0 0
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