統計データを処理する際,真っ先に平均値を計算することが多い. 確かに,平均値は,データの傾向を把握するためのよい指標だが,常に最善とは限らない. 場合によっては,平均値がデータの理解を妨げることもある.
たとえば,国民所得を考えてみよう. 所得格差という言葉が示すように,少数の人が国民所得の大部分を得ている国が多い. このような場合,所得の平均値は,大多数の国民の所得よりはるかに高くなってしまう. 平均値を典型的な国民の所得と見なすのは間違いである.
以上のような事情を具体的なデータで検証してみよう. n 人の人の所得 a1,… ,an が与えられる. その中で,平均値 (a1 + … + an) / n 以下の所得の人の人数を答えるプログラムを書いてほしい.
入力は複数のデータセットからなる. 各データセットは次の形式で表される.
n
a1 a2 … an
データセットは 2 行からなる. 1 行目には国民の人数 n が与えられる. n は整数であり,2 ≤ n ≤ 10 000 が成り立つ. 2 行目には n 人の国民それぞれの所得が与えられる. ai (1 ≤ i ≤ n) が i 人目の国民の所得である. この値は整数であり,1 以上 100 000 以下である.
入力の終わりは,1 個のゼロだけからなる行で表される. 全データセットの n の合計は 50 000 を超えない.
各データセットについて,所得が平均以下の人の人数を出力せよ.
7 15 15 15 15 15 15 15 4 10 20 30 60 10 1 1 1 1 1 1 1 1 1 100 7 90 90 90 90 90 90 10 7 2 7 1 8 2 8 4 0
7 3 9 1 4