ITP1_10_C:

総和の計算

数学で総和を意味する $\sum$ の計算は、for 文を用いて求めることができます。

たとえば、以下の式について考えます。

$\sum_{k=m}^{n} a_k = a_m + a_{m+1} + \cdots + a_n$

この式は for 文を用いて以下のように書くことができます。

int sum = 0;

for ( k = m; k <= n; k++ ){
  sum += a[k];
}

Arraysクラスを応用することで、配列等の要素の合計を求めることができます。たとえば、以下のプログラムは配列の要素の総和を求めます。

int[] a = {1, 2, 3, 4, 5, 6};
int sum = Arrays.stream(a).sum();  // 21

streamメソッドにより、配列をストリーム関連のオブジェクトに変換したのち、ストリームのsumメソッドで総和を求めています。

Reference

オンラインジャッジではじめるC/C++プログラミング入門 (マイナビ) AIZU ONLINE JUDGE のコース問題を題材にした解説書です。各トピックごとに C/C++ 言語の基礎的な内容を学習し、Introduction to Programming の演習問題にチャレンジしていきます。内容は敷居の高いものではなく、プログラミング初学者が取り組む例題からスタートしています。