※JavaScript言語で複数の数値の入力を行うには配列について知る必要があります。
配列(array)は、順序付けされ連続したデータを扱う場合に使用します。予め準備された既存の関数を使い、要素の追加、削除、検索など、様々な操作を行うことができます。
配列は[]で表されます。空の配列は以下のように作成します。
let array = [];
要素を含めて初期化を行うことができます。たとえば、3つの整数1, 2, 3がこの順番で含まれる配列は、以下のように作成します。
let array = [1, 2, 3];
配列の内容を表示したい場合は、console.log メソッドに直接渡すことができます。
let array = [1, 2, 3]; console.log(array); // [1, 2, 3] が出力される
配列の各要素にアクセスするためには、配列の名前の後に[要素の番号]を指定します。要素の番号は添え字と呼ばれ、0から始まる整数です。たとえば、以下のプログラムは配列を作成し、各要素にアクセスするプログラムです。
let array = [1, 2, 0]; array[2] = array[0] + array[1]; // 0番目の要素と1番目の要素の和を2番目の要素へ代入する console.log(array); // [1, 2, 3] と出力される
まず、標準入力によって読み込んだ空白区切りの文字列を複数の文字列に分割し、配列に保存します。分割はStringクラスのメソッドである split() を使用します。split()関数は、その名前の通り文字列を指定された区切り文字単位で分割します。次にmap()関数で全ての配列の要素を数値に変換します
let x = require("fs").readFileSync("/dev/stdin", "utf8"); let array = x.split(" ").map(Number); // 空白区切りで分割する
このプログラムに対し、以下のような入力が与えられた場合、
10 5
配列 array に値 [10, 5] が格納されます。
console.logメソッドの中で、複数の文字列を連結することで、複数の値を出力することができます。 たとえば、以下のプログラムは、空白で区切られた2つの整数を1行に出力します。
let a = 5, b = 18; console.log(a + " " + b);
console.logメソッドの引数では、aとbの値が文字列に変換され、連結された文字列が値として渡されます。 出力は以下のようになります。
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