for文

for 文を用いて、リストのようなシーケンス (文字列、タプルまたはリスト) 内の要素に沿って反復処理を行うことができます。例えば、リスト内の全ての要素を出力するプログラムは以下のようになります。

l = [1,2,3,4,5]
for x in l:
    print(x) # 1, 2, 3, 4, 5 がそれぞれ1行に出力される

繰り返しの数やパタンが決まっている場合は、range関数を活用します。range関数は、特定の規則に従った数列を以下の書式で生成します。

range(終端値)                   # 0 から終端値までの要素を生成
range(開始値, 終端値)           # 開始値 から終端値までの要素を生成
range(開始値, 終端値, 増加量)   # 開始値 から終端値までの要素を指定された増加量で生成

ここで、終端値は生成される数列の要素に含まれません。例えば、次のプログラムはrange関数を用いてリストを生成し出力します。

print(list(range(5)))         # [0, 1, 2, 3, 4]
print(list(range(3, 11)))     # [3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10]
print(list(range(3, 11, 2)))  # [3, 5, 7, 9]

次のように、range関数を用いて、様々なパタンでfor文を制御することができます。

for i in range(100):
    print("hello")            # helloと100回出力する

for i in range(2000, 2018):
    print(i)                  # 2000, 2001, ..., 2017 を出力する

for i in range(0, -10, -1):
    print(i)                  # 0, -1, -2, ..., -9 を出力する

Reference

 

オンラインジャッジではじめるC/C++プログラミング入門 (マイナビ)

AIZU ONLINE JUDGE のコース問題を題材にした解説書です。各トピックごとに C/C++ 言語の基礎的な内容を学習し、Introduction to Programming の演習問題にチャレンジしていきます。内容は敷居の高いものではなく、プログラミング初学者が取り組む例題からスタートしています。