混合演算

整数どうしの演算結果は整数になります。例えば、a = 7, b = 2 の場合 a/b の値は、小数点以下は切り捨てられ整数値の3となります。

整数どうし、あるいは実数どうしの算術演算だけでなく、演算子は整数と実数が混ざった計算式にも使うことができます。このように、異なる型どうしの演算を混合演算といい、データ型を変換することを型変換といいます。混合演算における型変換は精度の高い方へ変換が行われます。例えば、次のプログラムを考えます。

int x = 3;
int y = 2;
double f1, f2;
f1 = 3 / 2;        /* 整数どうしの計算は小数点以下が切り捨てられる */
f2 = 1.0 * 3 / 2;  /* 精度の高い実数へ変換される */

f1 の値は 1.0, f2 の値は 1.5 となります。

表示桁数の指定

printfの入力フォーマット指定子を用いて小数点以下の表示桁数を指定することができます。例えば、変数 a の値を小数点以下8桁まで出力するには、以下のように記述します:

printf("%.8lf\n", a);

Reference

 

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