文は主に宣言文と実行文に分類されます。宣言文は、型と変数名に対応したメモリ領域の確保を行い、実行文は計算式などの処理を行います。
実行文は以下の3つの文に分類されます。
;
(セミコロン)で終了する1つの命令文です。{ }
で定義され、ブロックとも呼ばれます。if
文、for
文などの制御構造です。条件式などが書かれる( )
の直後の文には1つの実行文を含めることができます。
ある実行文の中に別の文を"入れ子構造"で含めることができます。たとえば、if
文の中にさらにif
文やfor
文などを含めたり、for
文の中にさらにif
文やwhile
文などを含めることができます。
アルゴリズム(問題を解く手順)を組み立てることを考えると、プログラムは以下の構造を持つブロックで構成されます。
if
文など)for
文など)たとえば、次のプログラムはfor文による2重ループにより九九の表を出力します。
for (int i = 1; i <= 9; i++) { for (int j = 1; j <= 9; j++) { // i の段を横1列に出力する int val = i * j; if (val < 10) { // 1桁の場合は空白入れて調整 std::cout << " "; } std::cout << " " << val; } std::cout << std::endl; // iの段の出力を終えて改行 }
出力結果:
1 2 3 4 5 6 7 8 9 2 4 6 8 10 12 14 16 18 3 6 9 12 15 18 21 24 27 4 8 12 16 20 24 28 32 36 5 10 15 20 25 30 35 40 45 6 12 18 24 30 36 42 48 54 7 14 21 28 35 42 49 56 63 8 16 24 32 40 48 56 64 72 9 18 27 36 45 54 63 72 81
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