文字列

文字を並べたものを文字列と呼びます。Pythonでは、文字は1つの文字を含む文字列としてあつかいます。プログラム内の文字列は以下の2つの方法で表します。

"Japan"   # ダブルクォーテーションで囲む
'Japan'   # シングルクォーテーションで囲む

文字列の要素にアクセスする

以下のように、リストと同様に、インデックス(添え字)を使うことで文字列を構成する個々の要素(文字)へアクセスすることができます。

変数名[インデックス]

たとえば、以下のプログラムは文字列strの指定された位置の文字を出力します。

str = "Hello"

print(str[0])    # H が出力される
print(str[2])    # l が出力される
print(str[-1])   # o が出力される

文字列の文字に順番にアクセスする

標準入力で読み込んだ1行の文字列の文字を、 for ループを用いて1文字ずつ出力するプログラムは以下のようになります。

str = input() # 1行の文字列を読み込む

for ch in str:
    print(ch)

# 標準入力が "Hello" の場合
# H
# e
# l
# l
# o

文字列を処理する関数

文字列を処理する上で便利な、様々な関数が標準で利用できます。基本的に、以下の形式で実行します。

文字列.メソッド()

小文字・大文字の判定・変換は以下の関数を使うことができます:

  • isalnum(): 文字がすべて英数字なら True を返す
  • isalpha(): 文字がすべて英字なら True を返す
  • isdigit(): 文字がすべて数字なら True を返す
  • islower(): 大小文字の区別がある文字がすべて小文字なら True を返す
  • isupper(): 大小文字の区別がある文字がすべて大文字なら True を返す
  • lower(): 文字をすべて小文字に変換する
  • upper(): 文字をすべて大文字に変換する

Reference

 

オンラインジャッジではじめるC/C++プログラミング入門 (マイナビ)

AIZU ONLINE JUDGE のコース問題を題材にした解説書です。各トピックごとに C/C++ 言語の基礎的な内容を学習し、Introduction to Programming の演習問題にチャレンジしていきます。内容は敷居の高いものではなく、プログラミング初学者が取り組む例題からスタートしています。