ITP1_8_B:

文字列の宣言

文字列の宣言は '(シングルコーテーション) 、または "(ダブルコーテーション) で行います。どちらを使っても問題はありませんが、どちらか一方で統一するようにしましょう。

const ch = 'sample1';
const ch2 = "sample2";
const ch3 = "sample2'; // 統一しない場合、エラーが出る

文字列の基本操作

String 型の文字列の各要素（文字）へはcharAtメソッドでアクセスします。文字列の長さはlengthプロパティで取得することができます。これは、String オブジェクトのプロパティで. (ドット) 演算子で呼び出します。 たとえば、次のプログラムは、文字列の基本操作を行うプログラムです。

const greeting = "Hello";

let result = "";
for (let i=0; i < greeting.length; i++) {
	result += greeting.charAt(i).toUpperCase();
}

console.log(result); // HELLO が出力される

文字から数値への変換

アスキーコードにおいて、アルファベットや数字、記号には文字コードが割り当てられています。JavaScript言語でアスキーコードを取得する場合、charCodeAtメソッドを使用します。以下にいくつか、例をあげます：

let zero = '0';
let a = '0';
console.log(a.charCodeAt(0) - zero.charCodeAt(0)); // 0 が出力される。

let b = '1';
console.log(b.charCodeAt(0) - zero.charCodeAt(0)); // 1 が出力される。

let c = '2';
console.log(c.charCodeAt(0) - zero.charCodeAt(0)); // 2 が出力される。

たとえば、 文字列 num のi番目の文字を整数に変換する場合は以下のように記述します：

let zero = '0';
let i = 2;
let num = '12345';
console.log(num.charCodeAt(i) - zero.charCodeAt(0)); // 3 が出力される。

Reference

オンラインジャッジではじめるC/C++プログラミング入門 (マイナビ) AIZU ONLINE JUDGE のコース問題を題材にした解説書です。各トピックごとに C/C++ 言語の基礎的な内容を学習し、Introduction to Programming の演習問題にチャレンジしていきます。内容は敷居の高いものではなく、プログラミング初学者が取り組む例題からスタートしています。