ヘドロ博士は驚愕した。彼が偶然発明した理論によると、地球上のほとんど全ての物質を溶かしてしまう粘液を作ることができるのだ。早速彼は、この理論を検証するために粘液を作ってみることにした。
粘液の生成は、N × N × 2 の大きさを持つ直方体の水槽の中で行われる。Figure 1 のように、この水槽の2つの端点の座標を (-N/2, -N/2, -1), (N/2, N/2, 1) としよう。
Figure 1
博士はこの水槽の中に、粘液の原材料である体積 2N の液体を入れる。次に水槽の蓋を閉め、z 軸を回転軸として、ゆっくりと、波打たないように回転させる (Figure 2)。長い時間を掛けて何周か回転させると、粘液が完成する。この作業を通して、液体の体積が変化することはない。
Figure 2
言うまでもなく、粘液を生成する水槽には普通の物質を使うことはできない。この粘液をもってしても溶けることのない物質は、博士の理論によると地球上にただ1つあり、博士はこれをサイシュウボウエイモンダイ(略して FDP )と名付けた。FDPで作られたタイルを水槽の内側に貼り付けることで、粘液の合成が可能になるのだ。
FDPの生成はとても難しいので、作られるタイルの大きさは 1 × 1に限られる。博士は始め、何枚ものタイルで水槽の内側を覆うことを考えた。しかし、FDPは生成にとても時間が掛かるので、水槽の内側を完全に覆い尽くすだけのFDPタイルを作ることは不可能であると分かったのだ。そこで博士は、粘液が触れる部分の面積が 0 であるようなタイルを、FDPでなく普通の物質で作ることにした。全てのタイルは極めて薄く、液面の高さに影響を与えない。
さて、博士は何枚のFDPタイルを必要とするだろうか?博士はこのやっかいな仕事を、助手であるあなたに押し付けたのだ。
入力ファイルは、複数のデータセットから成る。 1つのデータセットは1つの整数を含み、これは N を表す。
N = 0 のとき、入力は終了する。このデータセットに対して出力をしてはならない。
必要なタイルの枚数を、1行に出力せよ。
2 4 0
24 64