名前 namei と必要な処理時間 timei を持つ n 個のプロセスが順番に一列に並んでいます。ラウンドロビンスケジューリングと呼ばれる処理方法では、CPU がプロセスを順番に処理します。各プロセスは最大 q ms(これをクオンタムと呼びます)だけ処理が実行されます。q ms だけ処理を行っても、まだそのプロセスが完了しなければ、そのプロセスは列の最後尾に移動し、CPU は次のプロセスに割り当てられます。
例えば、クオンタムを 100 msとし、次のようなプロセスキューを考えます。
A(150) - B(80) - C(200) - D(200)
まずプロセス A が 100 ms だけ処理され残りの必要時間 50 ms を保持しキューの末尾に移動します。
B(80) - C(200) - D(200) - A(50)
次にプロセス B が 80 ms だけ処理され、時刻 180 ms で終了し、キューから削除されます。
C(200) - D(200) - A(50)
次にプロセス C が 100 ms だけ処理され、残りの必要時間 100 ms を保持し列の末尾に移動します。
D(200) - A(50) - C(100)
このように、全てのプロセスが終了するまで処理を繰り返します。
ラウンドロビンスケジューリングをシミュレートするプログラムを作成してください。
入力の形式は以下の通りです。
n q name1 time1 name2 time2 ... namen timen
最初の行に、プロセス数を表す整数 n とクオンタムを表す整数 q が1つの空白区切りで与えられます。
続く n 行で、各プロセスの情報が順番に与えられます。文字列 namei と整数 timei は1つの空白で区切られています。
プロセスが完了した順に、各プロセスの名前と終了時刻を空白で区切って1行に出力してください。
5 100 p1 150 p2 80 p3 200 p4 350 p5 20
p2 180 p5 400 p1 450 p3 550 p4 800